株式やFXで使われる相対取引ってどんなもの?

株式やFXなど金融市場で取引を行う場合、原則として市場を通して行われることになります。
しかし、この市場を通さずに取引を行うこともあります。
その取引のことを相対取引と呼んでいます。
つまり個人と個人、あるいは個人と証券会社など1対1の状況で、間に誰も通さないで取引を行うことになります。
お互いの話し合いなどで価格や数量を決定して取引を行うのです。
ですから、価格は市場と同一とは限らないのが大きな特徴となっています。
買い物などの場合はこのケースがよくあるものです。
ある店では5000円したものが他の店では4000円で売られていた場合など。
しかし株式やFXの場合、市場価格という絶対的な基準があります。
ですから市場を通して取引する限り、誰が相手であろうとも価格は変わらないことになるのです。
たとえば大量の株式を売却しようと思った場合、一度に売ってしまうと市場価格が大幅に下がってしまうこともあります。
しかし相対取引なら市場に影響をもたらすことなく売却することができるのです。
この相対取引が行われているのがFXです。
FXでは契約したFX業者との間の相対取引が行われることになります。
ですから、業者ごとによって同じ通貨を売買した場合にも価格が異なる場合もあるのです。
それに対して証券会社が株式市場をもとに取引を行うのが株式投資です。
このように、本来は市場で取引を行うのが原則である商品を、当事者間で取引する手法を相対取引と言います。
また、「OverTheCounter」の英語名から「OTC取引」という名称で呼ばれることもあります。